函館記念(G3、芝2000メートル、16日)に挑むアルナシーム(牡4、橋口)が13日、木曜追いで態勢を整えた。函館芝でシャンバラ(古馬2勝クラス)を3馬身追走して併入。直線に向いてから馬なりで素軽い動きを見せ、好調をアピール。時計は5ハロン65秒9-12秒4だった。

2週続けてコンタクトを取った鮫島駿騎手は「1週前に負荷をかけて、当該週に折り合い重視の調教をやってきた。滞在競馬で、より折り合いが難しくなるかなと思っていたけど、トレセンにいる時よりスムーズ」と進境ぶりを伝える。2歳時から調教にまたがっていたからこそ、成長を誰よりも感じているようだ。

「2歳の時から能力あると信じていた。重賞メンバーになってどれだけやれるか楽しみの方が大きい」。古馬になって初めてとなる重賞の舞台で、進化した姿を見せられるか。   【下村琴葉】