22日に開幕する札幌開催に向けて、水曜日に追い切りが行われました。青々とした洋芝がきれいでした。函館とは違い、札幌はウッドコースがないため、内側のダートコースと外側の芝コースをたくさんの馬が駆け抜けていきます。

その中でスピード満点で芝コースを走っていたのが、新馬キャプテンシー(牡2、松永幹、父モーリス)。母は17年ヴィクトリアMを制したアドマイヤリードという良血です。30日の札幌芝1800メートルでのデビューを予定しています。

この日は1週前追い切りでした。コンビを組む鮫島駿騎手を背に5ハロン64秒8-11秒8と軽やかに駆け抜けていきました。鮫島駿騎手は「息遣いに良化の余地はありますが、血統馬らしく、いいフットワークをしています。芝向きのきれいな跳び。弾力があるような感じ。初戦からやれると思います」と素質を感じ取っていました。

午後、厩舎を訪れ、キャプテンシーの取材へ。田原助手は「ジョッキーが感触を確かめてくれて、若いですが、やるごとに良くなっています。小柄ですが線が細い訳ではなく、柔らかみがあって、完成度は高いと思います。2歳馬は若さを残して真っすぐ走れない馬もいますが、キャプテンシーは真っすぐ走れています」と話していただきました。初陣を楽しみにしております。【舟元祐二】