ダートの追い込みで活躍したアードラー(牡9、音無)が、8月5日付で競走馬登録抹消となった。今後は地方競馬へ移籍する予定(行き先は未定)。

デビューは16年6月の阪神。ダートの短距離で着実に力をつけて、オープンまで勝ち上がった。

ただ、オープン昇級後の6戦は未勝利。陣営は距離延長を決断し、初めてダート1700メートルに挑んだ19年夏小倉の阿蘇Sで、10番人気ながら後方13番手から一気の追い込みを決めた。

当時の単勝配当は2530円。2着にも13番人気の伏兵グアンが入り、馬連は4万3240円の大波乱だった。

その後も幅広い距離で末脚を発揮したが、勝利は挙げられず、前走は5月の欅Sで14着に敗れていた。

通算成績は40戦6勝。付加賞を含む総収得賞金は1億3264万円。

父はシニスターミニスター、母はハイジトウショウ(母の父バブルガムフェロー)。