06年オークス、秋華賞の牝馬2冠を制し、JRA賞最優秀3歳牝馬および最優秀父内国産馬を受賞したカワカミプリンセス(牝20)が、11日に起立不能となり死亡した。繁殖牝馬として、また繁殖引退後もけい養されていた三石川上牧場(北海道新ひだか町)がJRAを通して発表した。

現役時代を管理した西浦勝一元調教師のコメント

今朝、連絡をもらいました。とても残念です。現役時代は多くの夢を見せてくれました。3歳時はエリザベス女王杯の降着(1位入線、12着)もありましたが、とても強くて、どこまでいくのかと思ったほどです。古馬になってからは骨折などもあり、思ったような結果は残せませんでしたが、とても頑張ってくれました。牝馬だけど、とても気が強く、カイバの食いが旺盛でした。それが競走成績につながったと思います。私が現役を引退してから会いに行きたかったのですが、コロナ禍で行けなかったのが心残りです。