今週は3日間開催。17日日曜阪神メインは秋華賞トライアルのローズS(G2、芝1800メートル、3着まで優先出走権)が行われる。

デビューから10戦、短距離戦だけを走って3勝クラスまで昇級したリサリサ(牝3、田村)が、未知の距離1800メートルで一発を狙う。オープン入りを目指した前走の新潟日経賞(芝1400メートル)では、狭い間を割って年長馬に伸び負けせず3着に好走した。

高木助手も「タイトな競馬だったけど3勝クラスでもやれる力を示してくれた。斤量差があるとはいえ、夏の3歳牝馬が3勝クラスで上位に来るのは簡単ではない」と収穫を口にする。

コンスタントに使われているが、中間も活気十分の動き。同助手は「前走後は放牧に出てここを目標に帰ってきた。追い切りでもよく動いて元気は良さそう。稽古を加減しなきゃとか気を使う必要がないし、その点は心強い。初めて中距離に使うけど競馬を見ても折り合いで心配なところはないからね。3歳トップレベルとの初対戦だし、条件は厳しいけど、どのくらい能力が足りるのか楽しみはある」と試金石の一戦にも期待を高めている。