スタディオブマンの初年度産駒ディープワン(牡、P・トゥーミー)が逃げ切り、父産駒の重賞初制覇を果たした。鞍上はビリー・リーで勝ちタイムは1分41秒42。序盤にハナを奪うと、最後まで力強いフットワークで、2着チーフリトルロックに1馬身4分の3差をつけて押し切った。

ベレスフォードSは名馬の“登竜門”として知られており、過去にはニジンスキーやサドラーズウェルズ、近年はシーザスターズやセントニコラスアビーが勝利。17年にはディープインパクト産駒で翌年の英2000ギニーを勝つサクソンウォリアー、18年にはジャパン、21年にはルクセンブルクが制している。

ディープワンの父スタディオブマンはディープインパクト産駒で18年の仏ダービー馬。祖母マイエマは96年のヴェルメイユ賞、97年のヨークシャーオークス(2着はホワイトウォーターアフェア)を制している。近親に16年香港ヴァーズ、17年宝塚記念を制したサトノクラウンという血統。この勝利でディープワンは来年の英2000ギニー候補に浮上してきた。