G1ドバイワールドCの覇者ウシュバテソーロ(牡6、父オルフェーヴル、高木)とG2UAEダービー優勝のデルマソトガケ(牡3、父マインドユアビスケッツ、音無)の2頭が挑む予定のG1ブリーダーズカップ(BC)クラシック(11月4日、サンタアニタパーク、ダート2000メートル)を約3週後に控え、迎え撃つ米国勢の顔ぶれも固まってきました。

今年の米国ダート中距離戦線は昨年のフライトラインのような強いリーダーが不在。3冠最後のG1ベルモントSと“真夏のダービー”G1トラヴァーズSを連勝中のアルカンジェロ(牡3、父アロゲート)が押し出される形で暫定的な本命馬となり、トップホースの相次ぐ引退で層が薄くなった古馬陣からは8月のG1ホイットニーSを6馬身1/4差で制したホワイトアバリオ(牡4、父レースデイ)が代表に浮上しています。

BCクラシックの日本馬の最高着順は97年タイキブリザード(勝ち馬から約24馬身差)、04年パーソナルラッシュ(同約12馬身差)のそれぞれ6着。その壁はなかなか高く、好結果が期待される今年の日本勢にとっても楽観は禁物ですが、興味深いのはホースマンの信頼が厚い英国タイムフォーム誌がつけるレーティングです。

最新のものによればトップレーティングはウシュバテソーロの126。アルカンジェロとホワイトアバリオは2ポイント差の124で並び、G1ケンタッキーダービー6着馬で、今年2度目の米国挑戦となるデルマソトガケは116の評価がされています。

レーティングで結果が決まるわけではありませんが、谷間の年を思わせる米国馬のレベルに加え、複数の逃げ馬がそろうことで予想される差し馬有利の展開も、日本馬にとって追い風になりそうです。(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)