リバティアイランド(中内田)が史上7頭目の牝馬3冠制覇を達成した。川田将雅騎手は38歳の誕生日を会心の勝利で飾った。

【川田騎手の一問一答】

-今の気持ちは

川田騎手 心から感動しています。

-最終的には単勝1・1倍でした。レース前の心境は

川田 そういう馬ですので、それをみなさんに楽しんでいただくために、リバティはいますから、いつも通り競馬を迎えようというところでした。

-中団からのレースだった。スタートした後はどんな意識だったか

川田 事前にレースプランは作らず、ゲートを出てから、雰囲気を見ながら、並びを見ながら考えていこうというところで、まあ本当にとてもいい内容で、走ってくれていたと思います。

-3コーナー前後あたりから外に持ち出した。あのあたりのイメージは

川田 とにかく進路をつくること、直線に向けては進路をつくることだけでしたので、まあいい形で道中運びながらスムーズに進路をつくれる形になって、ペースも緩かったですし、彼女も行く気になりましたので、ならこのまま強気に押し切ってしまおうと、選択しました。

-最後も独り旅。圧倒的な強さだった。改めてこの馬の強さは

川田 無事に自分の能力さえ発揮すれば、同世代ではこうやって圧倒的なパフォーマンスができる馬ですので、こうして3冠を取ったことによって、日本の歴史にも名を残すことができることになりましたから、ますます背負うものは大きくなりましたけど、それにふさわしい馬だと思っています。

-川田騎手にとっても最高の誕生日になった

川田 そうですね(笑い)。個人的には誕生日なんであれなんですけど、ジョッキー生活20年目で競馬の神様がくれた最大のプレゼントだなと思っています。