そろそろ日本食が恋しくなってきました。ステーキやチキン、ハンバーガーにポテト。ザ・アメリカンな感じで到着当初は好きでしたが、やはり飽きてきます。学生時代、アメリカに少し滞在していたことがありますが、当時も飽きて食べなくなり、1週間で15キロ以上減ったくらいですから(笑い)。やはり、日本の食事の方が自分には合うのだな~と実感しました。

ジョッキーは皆さん、体調管理には人一倍、気をつかわれていますが、それは世界共通。例えば、フランキー(デットーリ騎手)やリスポリ騎手はレース当日(現地3日=ブリーダーズC初日)も朝の調教に騎乗し、その後、サンタアニタパーク競馬場の芝コースを走り、汗を流していました。日中になると気温が一気に25度くらいまで上がりますが、リスポリ騎手はサウナスーツを着用。ジョッキーの減量の過酷さ、体作りの厳しさを改めて実感しました。

少し話は変わりますが、数日間取材していて思ったのは、日本人騎手はもちろんですが、外国人ジョッキーもとにかく気さくな方が多いなということ。先日、記事でも書いたW・ビュイック騎手は、場内のギフト・ショップで声をかけてくれて「日本に行くので、またよろしくね」と笑顔で話してくれました。

来週から短期免許で来日予定のT・マーカンド騎手は、会うたびに笑顔で「調子はどう?」と聞いてくれましたし、C・デムーロ騎手もこちらに気付くと笑顔で手を振ってくれて、とても温かい気持ちになりました。言葉はなかなか通じないですが、世界のトップジョッキーたちの優しさを感じることができました。

さて、明日(現地4日)はブリーダーズCの2日目。日本馬8頭が出走します。まずは無事に、そして勝って、世界の競馬史に名を刻んでほしいと思います。【藤本真育】