現役時代に同世代のライバルとして渡り合ったジェンティルドンナとヴィルシーナの娘たちが初めて対決した。同じ4枠に入っての参戦。結果は5着と7着でともに涙をのんだ。

ジェンティルドンナの娘ジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)は連覇を逃して5着だった。伸び上がるようなスタートを挽回して中団外につけたが、直線では昨年のような伸びが見られなかった。

母だけでなく父モーリスにも騎乗していたムーア騎手は「理想のスタートではなかった。ペースももう少し速くなってほしかった。4コーナーで外を回った分、距離的にも不利だった。最初から最後まで一生懸命走ってくれた」と振り返った。

ヴィルシーナの娘ディヴィーナ(牝5、友道)は逃げた前走から一転して後方で脚をためたが伸びきれなかった。7着に終わったM・デムーロ騎手は「リズムは良かったけど、やっぱり距離が長かった。一瞬きたけど最後でちょっと甘くなった」と肩を落としていた。