12番人気の人気薄スタンリーテソーロ(牡、稲垣、父ファインニードル)が逃げ切り、初陣を飾った。勝ち時計は1分26秒8。発馬ひと息から二の脚でハナへ。直線では2番手にいたシントーハナノボスとの競り合いとなり、1馬身1/4差封じた。

原優介騎手は「攻め馬に乗せてもらって体力があるのを確認して、ハナに行ければと思っていました。スタートは立ち遅れましたが、スペースがあったので、無理やり行きました。最後は物見をしてハミを取ってくれなかったのですが、何とか勝たせられて良かったです。厩舎がいい状態に持ってきてくれました。余力のある中でやれたので、これから強い相手と戦ってどこまでいけるか楽しみです」と振り返った。

稲垣幸雄師は「スタートは悪かったですが、ジョッキーが積極的に出してくれて、いい形で回って来られたのが勝因だと思います。幼さを残していて、物見、手前を替えたり、体の弱さなどありますが、そこは使いながらやっていければ。そういうところがあるので、まだまだ伸びしろがあると思います。距離は1400から1600メートルでもいけると思います」と話した。