TCK特別区競馬組合(大井競馬)は5日、電気系統のトラブルの影響により5日(第14回大井競馬2日目)の開催を取りやめた。

同組合の広報によると、この日の午後0時45分ごろ、総合事務所、厩舎地区などが停電。メインスタンドのL-WINGなどには影響がなかったが、業務エリアの停電により検量が行えないなど、競馬運営に影響が出るため、同1時25分ごろ、取りやめを決定したという。

破断した電源ケーブルのショートにより、一部の電気系統が停電したとのことだが、破断の原因は調査中。停電の直後には変電設備と総合事務所の間のマンホールから煙が上がっていたという。取りやめの発表が同1時50分の開門前だったため、大きな混乱はなかったとのことだが、各入場門にはすでに何人かのファンが来場していた。停電は午後8時過ぎから徐々に復旧したが、明日6日の開催の有無については点検のうえ当日正午までに公式ホームページなどで発表するとしている。5日の代替開催の有無については未定。

 

 

桑野俊郎大井競馬開催執務委員長は「このたびの開催取りやめにより、お客さまならびに関係者の皆さまにご迷惑をおかけしましたこと、深くおわび申し上げます。電気系統のトラブルは、安全な競馬開催に重大な影響を及ぼすものであり、原因究明の徹底とともに再発防止に努めてまいります」とコメントした。

 

なお取りやめとなった5日の全競走の勝馬投票券は返還の対象になる。