3年目の今村聖奈騎手(20=寺島)が、単勝5番人気ファストレーン(牡、野中、父リアルスティール)で、今年のJRA初勝利を挙げた。これで、JRA通算77勝目となった。

道中は好位の外めでリズム良く運び、手応え抜群のまま4コーナーから進出開始。直線入り口で早々と先頭に立つと、最後まで脚いろ衰えず、差を詰めた2着馬のアレに2馬身差をつけた。勝ち時計は1分26秒1。

今村騎手は「追い切りに乗って感触も悪くなかったですし、除外続きで乗り込めていたのも良かったと思います。返し馬から雰囲気も良く、後ろから来られた時の反応も良かったです。初勝利までは時間がかかりましたが、続けて乗せていただいたことに感謝したいです。いつも近くで応援してくれる方々の気持ちに応えたかったですし、これからも頑張っていきたいと思います」と話した。

同騎手はデビュー1年目に、JRA女性騎手の年間最多勝記録となる年間51勝をマーク。昨年こそ同25勝だったが、今年はさらなる活躍を期待されている。