今年の注目新種牡馬を紹介する。

ジュンライトボルト

父キングカメハメハ

母スペシャルグルーヴ(スペシャルウィーク)

■けい養先 優駿スタリオンステーション

■戦績 28戦7勝

■主な勝ち鞍 22年チャンピオンズC

■種付け料 80万円

デビューは2歳7月の中京芝2000メートル。名牝ダイナカールが4代母にいる良血であり、芝で何度も切れのある末脚を見せてきた。転機は5歳7月のダート起用。芝でオープンまで出世していたが、砂転向初戦のジュライS(L)2着後に3連勝でチャンピオンズCを制覇。名門友道厩舎にとって初めてのダートのタイトルホースとなった。3代母はエアグルーヴ。キングカメハメハ×エアグルーヴからルーラーシップ、キングカメハメハ×アドマイヤグルーヴ(母エアグルーヴ)からはドゥラメンテという名サイアーが出ており、同馬も種牡馬としての期待が高まる。

<現役時代に管理した友道康夫師>

私の厩舎に初めてダートの重賞、G1の勝利をもらたしてくれました、本当に思い出深い1頭です。早くから芝の適性を見せ、芝でオープンまで上り詰めましたが、フォームを見ていてもダート適性があるのではないかと思っていました。我々が思っていた以上にダート適性がありました。そして、血統表を見ると、3代母にエアグルーヴがいます。繁殖牝馬として2頭のG1馬を輩出しています。近親には種牡馬として活躍しているドゥラメンテ、ルーラーシップがいるように、血統背景が素晴らしいのも、種牡馬としての魅力のひとつだと思います。