今週の土曜阪神メインは桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2、芝1600メートル、3月2日、3着までに優先出走権)が行われる。

登録17頭でただ1頭の無敗馬ミラビリスマジック(国枝、父キズナ)が3連勝で重賞初制覇を果たし、桜花賞(G1、芝1600メートル、4月7日=阪神)の有力候補に名乗りを上げる。

2戦とも好位から狭い内を割って抜け出し、センスの良さと精神面の強さが見て取れる。前走の菜の花賞は直線で他馬に寄られる不利がありながら、非凡な瞬発力で勝ち切った。

1週前追い切りは田辺裕信騎手を背に、美浦ウッドでサトノエルドール、ガンダルフの古馬オープン2頭と併せ馬。中央から余裕のある動きで併入した。

国枝栄師は「動きはスムーズだし、スッと伸びていい感じ。ここまで順調。中間は落ち着きがあるし、輸送も大丈夫だと思う」とうなずく。