今週で定年、引退となる東西7人の調教師のうち、6人がきょう3日が現役最後の開催日となる。土曜は安田隆師、加用師、高橋裕師がそれぞれ1勝を挙げた。日曜も万感の思いで送り出す愛馬の走りに注目だ。飯田雄師は土曜がラストデーだった。

    ◇    ◇    ◇  

飯田雄三調教師(70)は、引退する7人の調教師で唯一、2日の土曜がラストとなった。阪神と小倉に計4頭が出走。最先着は阪神8Rハクサンバードの2着だった。最後となった同10R後には、管理していたテイエムサウスダンでともに重賞も制した岩田康騎手らから花束が贈られた。師は「この競馬会でたくさん長い間、お世話になった。最後のレースを終えてホッとした気持ちもあるし、やりきった感じもあります」と笑顔を見せた。JRA通算320勝、同重賞3勝。