6日に厩舎を開業した福永祐一調教師(47)が、意気込みを語った。開業初日のこの日は、朝5時半に厩舎スタッフ全員が集まり、ミーティングからスタート。その後は、福永師自身もG1馬ダノンスコーピオンなど3頭の調教に騎乗した。

福永師は「まずは人馬ともに無事に終わることができて良かったです。今日から始まったということで、人間は気持ち新たになっていますが、馬にとっては変わらない日常。人間が気負って、馬に変なストレスを与えないように、いつも通りの仕事をしてほしいと思っていましたし、僕もいつもと変わらない感じです」と笑顔を見せた。

調教終わりの午前11時には多くの報道陣、カメラマンが厩舎に集結。週末の競馬に向けて、大きな注目が集まる。

同師は「多くの競馬ファン、関係者の方々が期待してくださっているので、なるべくその期待に応えられるように、と思っています。騎手の時と同様に、自分のやるべきこと、やらないといけないことには変わりはないですし、日々の積み重ねが大事だと思います。スタッフとともに丁寧な馬の管理を心掛けて、いい状態で競馬場にもっていけるようにしたいと思います」と話した。