6番人気のマッドクール(牡5、池添)が、G1初制覇を果たした。2番枠から内の好位を追走。直線も最内から早めに抜け出し、追い上げてきた2着ナムラクレア(牝5、長谷川)を頭差で振り切った。

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サンデーレーシングは、馬主として史上初となるJRA・G1レース全26競走(J・G1含む)完全制覇達成(計76勝)となった。高松宮記念はのべ12頭目の出走で、最後のとりでを崩した。

吉田俊介代表は頭差の大激闘に「さすがナムラクレアですね。追い込んできてヒヤヒヤしていました」と肝を冷やした。今後については「海外など選択肢はいろいろあるのでこれから考えていきたいです」。

さらに先の将来については「短距離で活躍した馬はニーズが高いですからね。ヨーロッパ血統ですし、種馬としてもっと人気が出るように活躍させられれば」と語った。