日本馬23頭が世界の強豪に挑むドバイ国際競走が30日に行われる。

海外初取材の東京・桑原幹久記者が、昨年のドバイワールドCを制し、連覇を狙うウシュバテソーロ(牡7、高木)を所有する了徳寺健二ホールディングス(株)の了徳寺健二氏(76)に話を聞いた。

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ウシュバテソーロとともにドバイワールドCに出走するウィルソンテソーロ(牡5、小手川)は、了徳寺オーナーが所有するリョーケンファーム生産馬の1期生だ。同オーナーは「母は私が米国のせりで落とし、配合も考えました。牧場にいる頃から絶対に走ると。もうG1を3勝くらいしてもいい馬。ゆくゆくは凱旋門賞も勝てる馬になる」と言い切る。チャンピオンズC、東京大賞典で2着とした原騎手と2戦ぶりのコンビ。ともに海外初挑戦の人馬に「僕は未来の競馬界のためにも若手の騎手を大事にしたい。ウシュバよりウィルソンが勝つかもしれませんよ」と期待した。