1番人気シシュフォスが直線で抜け出し、重賞初挑戦で初制覇を果たした。勝ちタイムは1分44秒4。森泰斗騎手(43)、佐藤裕太調教師(48)ともにクラウンCは初制覇となった。

転入初戦の前走は逃げて勝ったが、今回は内の4番手に控えた。「北海道でどんな競馬でもできるように教育されてきた馬。上手に立ち回れました」と鞍上。4角で外に出され、直線で先行勢を捉えると、追い上げてきたアムクラージュも1馬身半差で振り切った。

師は「今日は距離が短いところが課題だった。うまく克服してくれたけど、長ければもっといいパフォーマンスをしたと思う」。次走は5月2日船橋の日刊スポーツ賞東京湾C(S2、1700メートル)を予定。その先には「うまくいけば」としながらも権利を獲得した6月5日大井の東京ダービー(Jpn1、2000メートル)を見据えた。【牛山基康】

◆シシュフォス ▽父 アポロソニック▽母 アポロユッキー(アポロキングダム)▽牡3▽馬主 (株)マフィン▽調教師 佐藤裕太(船橋)▽生産者 春木ファーム(北海道日高町)▽戦績 12戦5勝▽総獲得賞金 2684万5000円▽馬名の由来 アポロ群の中で最大の小惑星名。

<アムクラージュ=2着>御神本騎手 窮屈なところに入ったけど我慢できていた。まだ緩いところがあるので、よくなる余地はありますね。

<アジアミッション=3着>山崎騎手 スムーズにいって課題をクリアできたけど、もうちょっとですね。

<ライゾマティクス=5着>矢野騎手 リズムよく運べたけど、まだ走りきっていない感じもあります。