1着でゴールするジャスティンパレスとC.ルメール騎手(左)。右は2着のディープボンド(撮影・加藤哉)=2023年4月30日、京都競馬場
1着でゴールするジャスティンパレスとC.ルメール騎手(左)。右は2着のディープボンド(撮影・加藤哉)=2023年4月30日、京都競馬場

■天皇賞・春の見どころ

伝統の一戦、天皇賞・春(G1、芝3200メートル、4月28日=京都)で菊花賞馬ドゥレッツァ(牡4、尾関)がG1・2勝目を狙っている。昨年5連勝で菊花賞を快勝するも、前走の金鯱賞は休み明けが影響して2着に敗れた。この中間は栗東で調整され、たたいた上積みは十分。今回は本領を発揮する。


ダービー馬タスティエーラ(牡4、堀)が巻き返しを狙う。皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着とクラシック3戦とも連対した。ここ2戦は有馬記念6着、大阪杯11着と案外な結果に終わったが、この馬の力を発揮できれば当然好レースになる。


G1初勝利を狙うのがテーオーロイヤル(牡6、岡田)。一昨年の天皇賞・春3着で、長距離重賞3勝の実績がある。安定感抜群で、今年に入って重賞連勝と充実一途。今回こそビッグタイトル奪取のチャンスか。


チャックネイト(セン6、堀)はここにきて力をつけており、前走のAJCCで重賞初制覇を決めた。スタミナのあるタイプで、距離延長でも楽しみはある。


ブローザホーン(牡5、吉岡)は日経新春杯で重賞初制覇を決めると、前走の阪神大賞典で3着に好走した。G1初挑戦でも一発があっていい。


重賞未勝利だがワープスピード(牡5、高木)も侮れない。ステイヤーズS4着、ダイヤモンドS3着、阪神大賞典2着と、長距離重賞で常に好走している。このメンバーでも差のない競馬ができるだろう。


天皇賞・春で直近3年連続2着のディープボンド(牡7、大久保)。近走はひと息の競馬が続くが、相性のいいレースで今年も好走していい。


サヴォーナ(牡4、中竹)はG2で2着2回の実績がある。昨年の菊花賞は長くいい脚を使って5着に好走。ここも立ち回り次第では面白い。


その他、重賞2着2回の良血馬サリエラ(牝5、国枝)、昨年3着のシルヴァーソニック(牡8、池江)など、実力馬がそろう。


■予想コラム

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