22日の水沢競馬12Rでルーキーの坂井瑛音(えいと)騎手(17=菅原勲)が初勝利を挙げた。自厩舎のサンエイブレーヴに騎乗。3角で先頭に立つ積極的な競馬で押し切り、デビュー26戦目で待望の初勝利となった。

「今日は返し馬から手応えが良くて、状態が良いなと感じていました。レースでも向正面から3コーナーに入ったときの手応えが良かったので『これは』と。その分、ちょっと仕掛けが早くなってしまって、最後は少し止まっちゃったんですけども、馬がなんとか粘ってくれました。ゴールした瞬間はこみ上げるものがありました。ゴールを過ぎたあたりで後ろから『おめでとう!』という声が聞こえてきたのがすごく嬉しかったです。ずっと調教にも乗せていただいていた馬で勝てたのもうれしいです」と喜びを語った。

記念撮影では師匠の菅原勲師とともに写真におさまった。「初勝利は、両親に最初に報告したいなと思うんですけど、教官の先生方にも、自分に関わってくださった方々に、まず感謝の気持ちを伝えたいです。これからも一つ一つ、いただいた依頼を全力で乗ることが一番だと思っています。まだまだ技術的に未熟なので、もっと努力して、『菅原勲調教師に近づく』という目標を言ったからには頑張りたいと思います。今日は初勝利できましたが、自分の中ではまだまだこれからだと思います。これからも応援よろしくお願いします」と気を引き締めた。