3月末に行われたドバイワールドCを現地取材した桑原幹久記者が香港チャンピオンズデー予想に参戦だ-。「テソーロ」の冠名で知られる了徳寺健二オーナーのインタビューではウシュバテソーロで獲得した“本物のドバイワールドカップ”を持たせてもらう貴重すぎる経験をした“持ってる男”。大胆予想に注目です。
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今年のドバイで海外競馬初取材を経験しました。メインのドバイワールドCはウシュバテソーロを本命にし馬連、3連複的中! 日本、海外馬の戦力比較と舞台適性を重視して、香港G1も的中を目指します。
<シャティン5R・チェアマンズスプリントプライズ>
◎サンライズロナウド
○ビクターザウィナー
▲インビンシブルセージ
☆ハウディープイズユアラブ
△カリフォルニアスパングル
△ラッキーウィズユー
△フライングエース
今週の香港は雨続き。シャティン競馬場は水はけがよく、馬場は「やや重(Good to Yielding)」想定だが、レース当日も天気予報では午前中まで雨マークがつき、道悪適性を重視する。
本命は日本馬◎サンライズロナウド。重賞勝ちはないが、前走阪急杯で0秒1差の3着と差のない競馬。内枠からじっと脚をため、うまい立ち回りを見せた。父はハービンジャー。重馬場は前走を含み2度経験し、いずれも3着と適性を示している。内外を見やすい好枠の6番枠をゲット。前走高松宮記念で3着と健闘した○ビクターザウィナーが逃げてタフな展開を作れば、2000メートルで2勝したスタミナが生きてくる。△カリフォルニアスパングルは前走を現地で取材し強さを目にしたが、ドバイ遠征の疲労が心配で△に。マッドクールは大外枠が痛恨で無印。
単勝(7)、馬連(7)から(3)(5)(6)()(1)(4)(8)へ。
<シャティン7R・チャンピオンズマイル>
◎ブレーヴエンペラー
○ゴールデンシックスティ
▲レッドライオン
☆ビューティーエターナル
△ヴォイッジバブル
△ビューティージョイ
△シャンパンカラー
イギリスの◎ブレーヴエンペラーはやや重~重馬場で4戦4勝の道悪巧者。初の香港遠征だが、フランス、ドイツ、イタリア、カタールとさまざまな国で重賞を制した適応能力が魅力だ。前走の2着馬はアイルランド、3着馬はイギリスG1連対馬とあれば地力も劣らない。
○ゴールデンシックスティは2年前の香港ゴールドCで3着時がやや重の馬場。地力にけちはつかないが、足をすくわれるなら道悪時か。日本馬では昨年、やや重馬場のNHKマイルCを制した△シャンパンカラーを適距離で見直したい。単勝(6)、馬連(6)から(1)(10)(3)(2)(4)(7)へ。
<シャティン8R・クイーンエリザベス2世C>
◎プログノーシス
○ドバイオナー
▲ロマンチックウォリアー
☆ストレートアロン
△ヒシイグアス
△ソードポイント
△ノースブリッジ
◎プログノーシスは前走金鯱賞で圧倒的な強さを見せた。昨年の札幌記念でも雨の残るタフな洋芝のやや重馬場に苦戦する他馬を尻目に、すいすいと押し切った。昨年の香港カップ5着も展開次第で着順が変わる差のない競馬。距離、舞台、馬場ともにベストな条件で、心身ともに全盛期を迎えた今なら国内外初のG1制覇に期待は高まる。
次走に安田記念を予定する▲ロマンチックウォリアーの地力は認めつつ、道悪適性が高い○ドバイオナー、☆ストレートアロンを上位に評価。△以下も馬場はこなせそうで、激戦が予想される。単勝(4)、馬連(4)から(2)(1)(5)(3)(6)(9)へ。