7年目の西村淳也騎手(25)が24度目の挑戦でJRA・G1初制覇を決めた。9番人気の伏兵ルガル(牡4、杉山晴)で3番手から抜け出し、後続の追い上げをしのいだ。栗東で取材する下村琴葉(ことは)記者がこぼれ話を披露する。
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西村淳也騎手は現役のJRAジョッキーの中で、ただ1人の99年世代。記者にとっても唯一の同学年だ。多く言葉をかわすわけではないが、取材には丁寧に答えてくれる。
1番人気の高松宮記念で10着に敗れたルガルとのリベンジ戦。G1初勝利で飾ってみせた。勝利騎手インタビューからは、喜びが伝わってきた。
昨年9月に話していた。
「デビューしてから1つ1つの目標に向けて頑張っているし、勝つにつれて自信もついてきた。G1を勝つことがまず目標」
ただ“G1ジョッキー”になるのではない。彼はその先を見据えている。
「早くG1を勝って、馬の世界の人に名前を覚えてもらいたい。海外に行って成長したい。精神面が強くなるし、日本では得られない経験がありますからね」
自身がもっとレベルアップするために、G1タイトルを目指していた。大望が一気に近づいた。
ちなみに、プロ野球で見ると、同学年にはヤクルト・村上宗隆選手(00年2月生まれ)、巨人・大勢投手(99年6月生まれ)らがいる。競馬界のホープもここから、さらに飛躍する。【下村琴葉】

