いよいよ、サウジCだ-。日本からは東京大賞典の上位4頭が参戦し、総大将は東京大賞典制覇のフォーエバーヤング。ただ、今夜の主役になるのは“あの馬”だ。オーナー密着取材を繰り返してきた唯一無二の男、桑原幹久記者の結論は…。
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「ウシュバもそうだけど、ウィルソンに期待しているんだよ」。
「テソーロ軍団」のトップ、了徳寺健二オーナーが何げなく発した言葉が耳に残る。ウィルソンテソーロは米国の名種牡馬アンクルモーの血を引く。「アンクルモーの姿がかっこよくてね。ウィルソンも牧場にいた頃からいい馬体をしているんだよ」と若駒時の写真を見せてもらったこともある。均整の取れた馬体は順調に成長。砂上を軽く駆ける姿は芝でも走れそうなほどで、スピード性能は相当だと思う。
サウジCの本命は、そのウィルソンテソーロ。2走前のチャンピオンズCはレモンポップに10センチ差と迫る2着。前走東京大賞典はチャンピオンズCから中3週、秋4戦目と詰まったローテながら、フォーエバーヤングに2着と迫った。ゴール前で若干脚色は鈍ったが、今回は200メートルの距離短縮。1500メートルのかきつばた記念でレコード勝ちをしたこともあるように、適性で言えばフォーエバーヤングよりも分があるとみる。
出発前に高木師に取材した際も「ウィルソンは力を付けてきている。上を狙える馬」と言葉に力があり、上昇度に手応えをつかんでいた。前でも後ろでも競馬ができる自在性は強み。昨年ドバイ、韓国に遠征し、善戦したように海外戦も苦にしない。砂をかぶっても大丈夫で、内めの4番ゲートもプラスになる。
相手を見れば前走で入りから逃げた馬はゼロ。明らかな逃げ馬は不在な模様。ウィルソンテソーロがスタートを決めれば、逃げの策に出るのも一手だと思う。ダートの本場米国でもまれたフォーエバーヤングは強い。芝で敵なしのロマンチックウォリアーも強い。ただ、舞台、状態、成長度などを総合すれば、ウィルソンテソーロがあっと言わせる可能性は十二分にある。
買い目は単勝、馬連で◎から印へ流したい。
◎ウィルソンテソーロ
○ウシュバテソーロ
▲フォーエバーヤング
☆ラトルンロール
△ロマンチックウォリアー
△ウォークオブスターズ
△ファクトゥールシュヴァル
△エルコディゴ

