英国のサンダウン競馬場では5日、エクリプスS(G1、芝1990メートル)が行われる。発走予定時刻は日本時間の5日午後11時35分。
◇ ◇ ◇
英国のライアン・ムーア騎手(41)は自身がアンバサダーを務めている「ワールドプール」の公式ホームページ内のブログで4日、エクリプスSの見解を語った。「ワールドプール」は香港ジョッキークラブを中心に各国の賭事業者でつくっている海外馬券発売の団体。
ムーア騎手は「エクリプスSは歴史の深い、重要なレースです。長年にわたって名馬が勝利を挙げ、種牡馬をつくるレースにもなっていて、その意義は計り知れません。クラシックの世代(3歳馬)と古馬が初めて激突するレースで、今年は出走頭数が6頭しかいないのは残念です。今年の英国は非常に乾燥していて、暑いため、コンディションを理由に出走を自重する馬もいます。ただ、今年の出走予定馬6頭のうち、5頭はG1馬なので、ハイレベルといえるでしょう」と今年の特徴を挙げている。
ムーア騎手は英ダービーで1番人気(9着)だったドラクロワ(牡3、A・オブライエン)とのコンビ。「(今年の出走馬で)トップレベル(G1)でまだ勝っていないのは私が騎乗するドラクロワだけです。エプソムダービーは9着に終わりましたが、すべてがうまくいきませんでしたし、おそらく馬場が合わなかったのと、2400メートルも長すぎたかもしれません。2歳のときはホタズヘル(牡3、J・ハリントン)と差がなかったし、ダービー前の2戦は好調だったので、巻き返しを期待しています」と意気込みを語った。
また、ムーア騎手は前走で騎乗し、仏ダービーを制したカミーユピサロ(牡3、A・オブライエン)について、シャンティイ競馬場とサンダウン競馬場の類似点や、スミヨン騎手が同馬を手の内に入れていることを紹介。断然の1番人気となっているプリンスオブウェールズS覇者のオンブズマン(牡4、J&T・ゴスデン)については「彼には2度騎乗したことがあります」と自身の印象や前走のプリンスオブウェールズSの走りに触れた後、「唯一、ネガティブなことはアスコットを走ってから間隔が短いことでしょう。ただ、これまでの成績は素晴らしいし、間違いなく強敵になります」と警戒感を示している。
フランスから参戦するソジー(牡4、A・ファーブル)については「ファーブル師はかなり早い段階でこのレースを目標にしていた」、ゴドルフィンの3歳馬で、英2000ギニー覇者のルーリングコート(牡3、C・アップルビー)についても「今回(初めての10ハロン)は彼にとって理想的な距離になるかもしれない。まだ未知数です」と自身の見解を伝えている。

