地元の名手が大仕事だ-。ハナを奪った1番人気のサンライズアムール(牡6、小林)が力強く逃げ切り、ダートグレード競走初制覇を果たした。勝ちタイムは1分9秒2で、鞍上は地元の2000勝ジョッキー、高松亮騎手(39=佐藤雅)。騎乗予定だった幸騎手が9日の中京競馬で負傷したため、この日は1番人気馬の手綱を託された。

勝利ジョッキーインタビューで高松亮騎手は「ありがとうございました。幸騎手がケガをされて急きょの乗り替わりで騎乗したので、手放しに喜べることはないけど、この馬のことだけを考えて一生懸命乗りました。任された以上は目の前のことに集中するだけでした」とまず、負傷した幸騎手を気遣った。レースについては、「(指示は)スタートをしっかり決めてほしいということと、できれば外でもまれない競馬と。行く馬もいなかったので逃げることになりました。(勝利を確信したのは)最後の最後まで後ろから馬来ていたのがわかったので、祈る思いで追っていました。一番はホッとしたという感情につきます」と振り返った。

場内は地元ジョッキーのダートグレード競走制覇に大歓声。「こういう形ではあったのですが、関係者の方々のおかげで僕も地元でグレードレースを勝つことができました。1つ1つしっかりと騎乗して、いいジョッキーになっていくので応援よろしくお願いします」と引き締まった表情で声援に応えた。