関東から輝く1番星の誕生だ-。1番人気リアライズシリウス(牡、手塚久)が2着に4馬身差つける圧勝劇を見せた。勝ち時計1分33秒4。新種牡馬の父ポエティックフレアに初重賞をプレゼント。今後は朝日杯FS(G1、芝1600メートル、12月21日=阪神)か、ホープフルS(G1、芝2000メートル、12月27日=中山)を見据える。
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ただ1頭次元が違う走りで、世代一番の輝きを放った。離れた2番手を追走していたリアライズシリウスは、新潟の長い長い直線で後ろを待つことなくスパートを開始。後続を全く寄せ付けない、4馬身差という決定的な差を付けた。これ以上ない圧勝劇に津村騎手は「ここでもこの先に期待できる走りをして欲しいなと思っていた」と高い素質を証明した。
課題も明確になった。ゲートに入るのを嫌がった上に、発馬も後手に回った。鞍上は「ゲートもそんなに速くないですし、ちょっと課題が残る感じです」と改善点を挙げた。ただ、その後は2番手へ押し上げるとピタリと折り合い、あっさり抜け出す完璧な競馬。「まだまだ課題はあるけど、これから一緒に調教で良くなっていけば、もっと上でもやれる」と相棒との人馬一体に磨きをかけていく。
良質な遺伝子を受け継ぐ。新種牡馬の父ポエティックフレア、その父ドーンアプローチは現役時代に英2000ギニー、セントジェームズパレスSとマイルのG1を親子制覇した血統。スピードと持続性のある末脚は“名マイラー”の血筋を色濃く受け継ぐ。母父には日本でおなじみステイゴールドがおり、手塚久師は「母系を考えれば距離は持ちそう」とマイルの朝日杯FSだけでなく、ホープフルSも視野に入れると明言。その先には来春の大舞台でも-。自ら光を放ち続ける1番星の今後は、どこまでも明るい。【深田雄智】
◆リアライズシリウス ▽父 ポエティックフレア▽母 レッドミラベル(ステイゴールド)▽牡2▽馬主 今福洋介▽調教師 手塚貴久(美浦)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 3885万7000円▽馬名の由来 冠名+恒星名(太陽以外で一番明るい星)

