初対戦となる古馬の壁をあっさり突破-。3番人気ルクソールカフェ(牡3、堀)が、G1馬コスタノヴァなど年上の強豪相手に3馬身半差で快勝。ダミアン・レーン騎手(31)とのコンビで重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分35秒2。

これで東京ダート1600メートル戦は3戦全勝。フェブラリーS2連覇の全兄カフェファラオに続く兄弟G1制覇が見えてきた。

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残り約200メートルで満を持して先頭に立つと、ルクソールカフェは一気に後続を突き放した。2頭のフェブラリーS優勝馬など好メンバーがそろった一戦で、3馬身半差の圧勝。道中は4番手の外で折り合い、力強く末脚を伸ばした。昨夏の新馬戦以来のコンビだったレーン騎手は「馬の具合は良く、手応えも良かった。最後も瞬発力を見せて強い勝ち方。成長している。精神的にも、体全体も力強くなった」と実感を込めた。

21、22年にフェブラリーSを連覇したカフェファラオの全弟。昨秋の未勝利戦から4連勝し、ケンタッキーダービーに駒を進めた。その米国遠征では不良馬場も響いたか12着と大敗したが、秋初戦のジャパンダートクラシック(大井)で3着に入ると、得意の府中マイル戦で圧倒的なパフォーマンスを繰り出した。

20年ユニコーンSで兄を重賞初制覇に導いた鞍上は、弟の初重賞もエスコート。「3歳で、さらにクラスアップしていく楽しみがある。ポテンシャルはまだまだある」。544キロでの優勝は、30回目を迎えたレースで最高体重勝利記録を更新。兄に続くダートG1制覇へ。その雄大な馬体には、大きな可能性が詰まっている。【奥岡幹浩】

◆ルクソールカフェ ▽父 アメリカンファラオ▽母 メアリズフォリーズ(モアザンレディ)▽牡3▽馬主 西川光一▽調教師 堀宣行(美浦)▽生産者 アメリカ▽戦績 9戦5勝(うち地方1戦0勝、海外1戦0勝)▽総獲得賞金 1億1228万6000円(うち地方1400万円)▽馬名の由来 エジプトの都市+冠名