フランキー・デットーリ騎手(55)、最後の騎乗が週末日曜(2月1日)に近づいてきました。
22年末に発表した23年いっぱいでの現役引退を皮切りに紆余(うよ)曲折したデットーリ騎手の騎手人生は、米国に移籍して送った2シーズン(24、25年に重賞25勝を挙げる)にわたる騎乗で終止符を打ち、昨年のブリーダーズCで米国での騎乗に幕を下ろしました。
年末からは自身が望んで引退の地に挙げた南米競馬国のツアーを敢行、暮れのアルゼンチンと年明けのウルグアイで、それぞれ優勝し、ファンを喜ばせました。
当初の予定では2月にチリで行われるG1エルダービーで引退するはずでしたが、スケジュールが変更されて、週末のブラジル・リオデジャネイロのガベア競馬場がお別れの地に決まりました。
この発表を受けたブラジルジョッキークラブはすかさずレース日程を変更。翌週に予定されていた2つのG1競走(地区3冠初戦のリオデジャネイロ州大賞と日本の桜花賞に当たるエンリケポッソーロ大賞)を1週前倒ししてレジェンドの引退に花を添えています。
日曜の騎乗馬はまだ決まっていませんが、デットーリ騎手は、この2つのG1を含む4つの競走に騎乗予定。当日は勝利後のウイナーズサークルで披露されるジャンプして下馬する最後の“フライングディスマウント”を目当てにたくさんのファンが訪れることが予想されています。
デットーリ騎手は春からイランの実業家キア・ジューラブシャン氏が率いて、英国を中心にめきめき頭角を現すアモ・レーシングのグローバル・ブランド・アンバサダーに就任、新たなポジションで競馬に関わっていくことが決まっています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

