【リヤド=太田尚樹】サウジCデーが開催されるキングアブドゥルアジーズ競馬場は、実は標高600メートル超の“高地”にある。
先日、リヤド市内をランニングした際に、いつもより息苦しいことに気づいて調べてみるまで知らなかった。標高600メートルだと、平地より酸素が6~7%も薄いらしい。
たしかにサウジCの勝ち時計を確認すると、最速が昨年のフォーエバーヤングで1分49秒09だった。グリップの利く馬場でスパイク鉄を履いていることを考えれば、もっと速くてもいい。標高の影響は少なからずあるのではないか。
そこで矢作師に、フォーエバーヤングの心肺についてたずねた。
「心肺機能だけでなく、すべてがすごい」
当地では一昨年のサウジダービー、昨年のサウジCと2戦2勝を誇る。卓越した身体能力を見せつけるのは絶好の舞台なのかもしれない。
そうなると、相手にはスタミナ型の馬を選ぶのがよさそうだ。BCダートマイル勝ち馬として注目される米国馬ナイソスは、過去に1700メートルまでしか走っていない。もちろん実力は認めるが、予想の上では評価を下げた。
逆に面白いのは、前走の有馬記念でも好走したサンライズジパングあたりか。芝の実績馬が活躍するレースでもあり“地の利”を生かしてほしい。

