米大リーグの20年シーズンが23日(日本時間24日)、ナショナルズ-ヤンキース戦、ドジャース-ジャイアンツ戦で幕を開ける。新型コロナウイルスの感染拡大で当初の予定から約4カ月遅れでの開幕。今季からメジャーの舞台に臨むレイズ筒香嘉智外野手(28)は、ポジションをつかみ取るべく、強い覚悟で1年目の戦いに挑む。

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注目しているのはレイズ筒香だ。15年オフにドミニカ共和国で冬季リーグに参加して以来、打撃スタイルが変わってきた。米国でのプレーを意識してだと思うが、球を引きつけて振るようになった。メジャーの動く球にも対応できるのではと期待している。

ただ、日本でそういう打撃ができても、大リーグの投手レベルは1つ上。球は平均5キロくらいは速いし、より動く。そこにうまくアジャストできれば。筒香の特長は、同じ長距離砲の松井(元ヤンキース)と比べ、反対方向にも大きな当たりが打てること。器用な部分があるので1年間フルに試合があれば打率は3割近く、本塁打も30本くらいはいくと思う。ただ今年は試合数が少ないのでどうなるか。レッズ秋山は青木の初年度(ブルワーズ)の打撃成績が目安になると思う。

ブルージェイズ山口は制球力がカギ。これはマリナーズ菊池にも言えるが、日本では球威で圧倒できても、メジャーで同じように勝負できる日本人投手はほぼいない。エンゼルス大谷くらい。山口は丁寧にコースに投げ分ける制球力と球のキレを磨き、最終的に先発の座をつかんでほしい。

その大谷だが現時点では投げ方が悪い。前のめりだし、下半身が使えずに上体で投げている。自分の経験から言うと、肩に比べて肘の手術はそれほど問題ではないとは思うが、今の投げ方をしていると再びどこかを痛める可能性がある。今年は無理して投手をやる必要はないと思うのだが。

対照的に安心して見ていられるのはヤンキース田中、ツインズ前田、カブス・ダルビッシュ。3人は大リーグでの経験から自分の考え方、調整法を導き出し、それをしっかり確立させている。だから少々のことでは動じない強さがある。(日刊スポーツ評論家)

レイズ筒香嘉智(20年2月23日撮影)
レイズ筒香嘉智(20年2月23日撮影)