日刊スポーツ評論家の和田一浩氏(48)が19日の巨人-ロッテ戦を評論。リーグ3連覇を目指す巨人の死角を探った。
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開幕が1週間前に迫り、オープン戦とはいえ緊張感が増している。勝敗は度外視しても、個々の調子とチーム状態がどうなのか見極める大事な時期になる。今季のセ・リーグは、おそらく巨人が優勝候補の筆頭に挙がるだろう。そんな中、あえて死角を探ってみた。
ロッテの投手陣を打ちあぐみ、奪った得点は2点。先発の二木は開幕投手でもあり、文句のつけようがない内容の5イニングで打てなかったのは仕方ない。しかし、打てない中での内容を見ると、不安があった。
初回、1番の松原と2番の若林が連続3球三振。2人とも追い込まれてからのフォークに対し「振ってしまった」といった中途半端なスイングになった。追い込まれた状態で中途半端なスイングになるのは、ある程度は仕方ないと言えるが、それにしてもスイングが良くない。特に、キャンプで見たとき「成長しているな」と思っていた松原は、ここにきて“間”が取れなくなっている。松原だけでなく、若手のスイングは同じような傾向があった。
今キャンプの巨人は、パ・リーグの本格派に力負けしないように速い球を打つ練習をしていた。理解できる部分もあるが、本格派に力負けしないようにするためには、しっかりした打撃フォームを身に付けることが必要。そのためには遅い球をしっかり引きつけ、軸足に体重を乗せる。そうやって“間”を作って強い打球を打つ練習をした方が、速球に負けない鋭いスイングができる。意味が分かっている打者なら問題ないが、単純に速い球に振り遅れないように慌ててスイングすると、どんどん“間”が取れないスイングになる。
ここが打撃の難しいところ。個々の感覚によっても違ってくるが、速い球は打ちにいく始動を早めて準備を整え、その動きの中で見極めて打ちにいかないと、強い打球は打てない。打撃フォームの中に“間”がなくなり、「見る」が最初になってから「打つ」の順番になると、慌てて打つようなスイングになる。こうなるとかえって速球にも詰まるし、変化球を見極められなくなる。
若手の中でできていたのは、3安打した吉川くらい。速い球を打つ練習がチーム方針なら、早出や特打の時間をつくって遅い球を打てばいい。外国人選手がいない間は、若手にとっていいアピール期間。その期間を無駄にせず、アピールしてほしい。(日刊スポーツ評論家)巨人担当のツイッターはこちらー>巨人ニュース一覧はこちらー>




