日本ハムの左打者がオリックスの左投手をしっかり対策を講じて打てたことが、大量得点につながった。

オリックスの先発田嶋、2番手山田の両左腕に対し、日本ハム打線は12安打したが、そのうち9安打が左打者だった。彼らのアプローチが素晴らしいと感じたのは、右肩が開かず、右サイドの壁が崩れないこと。左打者が左投手を相手にした場合、右肩が開くと変化球に対応しにくい。ところがこの日は直球は逆方向に打ち、変化球はしっかり拾える形を各左打者がつくっていた。日本ハム打線の打席でのアプローチが秀逸だと感じた。

先発のバーヘイゲンも6回1安打無失点と完璧な内容だった。相手の右打者にとって、バーヘイゲン=ツーシームというイメージがあるが、その右打者のアウトコースに直球を投げていくことで、逆にアウトコースを意識させることに成功した。そこにスライダーを交え、オリックス打線が外角に目付けするころに内角にツーシームを投じた。ここ2、3試合、今までとは正反対のスタイルの投球が功を奏している。(日刊スポーツ評論家)