DeNAが、後半戦再開カードとなる巨人戦に連敗を喫し、今季2度目となる痛恨の5連敗を喫した。
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後半戦の2戦目を迎えたDeNAは、連敗を5に伸ばしてしまった。ここまでのDeNAの戦いぶりを見ると、チーム状態がいいと滅法強いのに、劣勢になったとたんに勝てなくなるイメージがある。今試合のスタメンオーダーを見ても、勝てそうな感じはしなかった。
巨人の先発は左腕のメンデスだった。それでもDeNA打線は1番と5番に左打者の梶原と楠本を起用した。2人とも左投手を打っているイメージがなく、今試合前までの左投手との成績を調べてみた。梶原は左投手に1打席しか立っておらず1三振。楠本も14打数2安打で打率は1割4分3厘だった。
記録に残っていないだけで、首脳陣はいろいろと考え、左投手を打てる根拠があったのかもしれない。しかし、連敗を止めなければいけない状況を考えれば、1番と5番という重要な打順。ほかにいないなら仕方ないが、6番に起用した関根とベンチから外れた桑原よりも「打てる」と思わせる根拠は乏しかったと思う。
ちなみに関根は左投手に対し106打数33安打で打率は3割1分1厘。右投手の2割7分8厘より打っている。桑原にしても左投手は3割1分4厘で、右投手は2割7分4厘。今の状態がよくないのだろうが、左のメンデスを打つ根拠としては梶原と楠本より上だろう。大事な試合で復調してもらわないといけない立場の選手だと思う。
梶原は4打数2安打で、期待にこたえた。打率も2割5分まで上げた。それでも逆転優勝するための1番打者として考えた場合、まだまだ荷が重いし、経験も足りない。何よりも相手バッテリーにプレッシャーをかけられない。それこそ7番や8番を打たせて経験を積ませた方がいい。
今年のDeNA打線は、打線の並びが悪いと思うことが多い。いい打者は続けて並べた方が得点力は上がる。しかし1番に起用していたときの佐野や関根は、2番に低打率の打者を置いて調子を崩した。今試合でいえば、4番を打つ牧が調子を落とさないかと心配になる。あとは2軍にいるオースティンやソトが頼り。早い1軍への復帰が期待される。
今永、バウアー、東が先発するときは打力よりも守備力を重視。我慢の野球で、主力選手の復調を待つしかない。今が正念場だと思う。(日刊スポーツ評論家)




