後半戦がスタートし、まずは首位に立つ巨人の戦いぶりに注目した。混戦のセ・リーグを制するのは「上がり目があるチーム」だと思っている。新外国人のモンテスが1軍合流し、どういう選手なのかを見ようと思っていたが、代打出場だけで“肩透かし”を食らってしまった。
2、3軍戦での成績は5試合で14打数8安打。もう少し2軍でコンディションを整えるなら分かるが、1軍に上げたならスタメン起用すると思っていた。この時期から合流する外国人選手は様子を見ている時間がどうしても短くなる。なるべく早く起用して、大事なラストスパートに向けて戦力になるのか? それを見極めなければいけないからだ。
日本デビューは、同点で迎えた7回表2死からの代打だった。初球の外角高めの真っすぐをファウル。ファーストストライクを積極的に打ちにいく外国人らしいスタイル。そして2球目の真ん中高めの真っすぐを打ってライト線へポテンヒット気味の二塁打。これだけで判断するのは難しいが、ヘッドを残してバットを内側から出せるスイングだった。差し込まれたとはいえ、逆方向に押し込むように打てたのは、それなりに評価してもいいと思う。
このままショートの守備につかせるかと思ったが、これで出番は終了。合流初日は1軍の雰囲気に慣らせ、次の試合、もしくは次のカード頭からスタメン起用するつもりなのかもしれない。ただ、ショートというポジションは連係プレーやサインプレーが多く、起用するつもりなら早く使って慣れさせた方がいい。モンテスの守備力も大事な要素になる。
それと少し心配なのが、ヘルナンデス。ここまでは文句なしの活躍を続けてきたが、今試合での打席内容を見ると、内角の強い真っすぐが気になりだしているように見えた。外角の選球眼はいいが、第1打席はストライクゾーンにくる外角高めの真っすぐを空振り三振。2打席目も外角ストライクゾーンのチェンジアップを三ゴロ併殺。3打席目も内角真っすぐをショートゴロ。内角を攻められ、得意の外角球で打ち取られていた。
ヘルナンデスにとって、ここからが正念場。ここを乗り越えて3割をキープできるか、落ち込んでいくかが勝負になる。交流戦から1軍に合流したヘルナンデスの打撃がなければ、チームは首位にいなかった。それだけに今後のプレーが気になる存在だろう。
ヘルナンデスが持ち直し、モンテスがそれなりの活躍ができれば、巨人が優勝候補の筆頭になると思っていた。途中入団した2人の新外国人が、大きなカギを握っている。(日刊スポーツ評論家)




