野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。交流戦も最終盤。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。
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先週はパ・リーグが強かった。日本ハム、オリックス、西武が5勝1敗で、ソフトバンクは4勝1敗1分け。楽天、ロッテも4勝2敗と2つ勝ち越しながら、上位4チームとの差が広がるという、交流戦ならではの現象が起きた。
数字だけ見ると、両リーグに力の差があると思いそうになるが、必ずしもそうではないだろう。セ・リーグも投手が力をつけており、差があるとは言い切れない。
というのも、先週は2カードともパの本拠地で開催された。今週はDH制のないセの本拠地に移る。パ球団はいつもと異なる神経を使わないといけない。現時点ではパ6球団が交流戦上位を占めているが、まだ何とも言えない。
そんな中でも、ソフトバンクの強さは本物と感じた。5月始めまで最下位に沈んだが、確実にチーム状態は上向きだ。交流戦直前、5月末に近藤が戻ってきたことが大きい。約2カ月というブランクを感じさせないスイングを見せている。
近藤の復帰は単なる戦力アップだけではない、3つのメリットを生んだと思う。
1つ目は、打線に軸ができたこと。いかに近藤に回すかという明確な目標を持てるようになった。好機で回せば近藤が応えてくれる。2つ目は、近藤の打席を間近に見ることで、他の選手が学べるということ。難敵相手でも、近藤が打席でどうアプローチしているのか共有することで、打線全体に相乗効果が生まれる。最後に、近藤がいるという安心感だ。メンタル面への影響は軽視できない。
交流戦に入り有原が好投を続けていることも好材料だ。開幕から、いまひとつという登板が続いていた。リーグ戦が再開しても好投を続けられるかがカギだが、経験はあるだけに、状態が上がってきているのは間違いないだろう。
最初に書いたように、楽天、ロッテは、せっかく勝ち越しても上と差が開いており、順位争いでは後退した1週間となった。それでも、チームにとって「勝ち」以上の良薬はない。勢いを保ちながら、交流戦最後の2カードに臨みたい。自チームが勝った日に、他のパ5球団が総負けすることもある。当たり前だが、交流戦最後の2カードも勝ち越してリーグ戦再開に臨みたい。(日刊スポーツ評論家)




