野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。
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リーグ戦が再開し、パ・リーグにはある傾向が出ている。上位(日本ハム、オリックス、ソフトバンク)と下位(西武、楽天、ロッテ)の差が広がっている。
交流戦終了から各チーム3カードずつ終えたが、下位3チームはどこもいまだ勝ち越しなし。特に先週後半は全て上位VS下位の対戦だったが、いずれも上位が勝ち越した。日本ハムが楽天に大勝を重ねたように、力の差が顕著だった。一時は2位までいった西武もソフトバンクに1勝2敗。Aクラス、Bクラスがはっきり分かれてしまった。
次の節目となるオールスターまで、4カードを残す。下位チームに大事なのは、ここでズルズルいかないことだ。仮に各カード1つずつ勝ち越せば、借金を4つ減らせる(西武は貯金を4つ増やせる)。上位とのゲーム差はともかく、借金が4つ減れば、後半戦に今と違う景色で臨めるはずだ。
そのために何が必要かだが、やはり各チームもう1度、自分たちの戦い方を取り戻したい。西武について言えば、投手力で引っ張るチーム。今季はルーキーの渡部聖が出てきたように、若い野手もがんばっている。それでも打ち合いに応じられるだけの力は、まだついていない。まずは先発が試合をつくり、いかにロースコアのゲームに持ち込めるかだろう。
その点、今井が交流戦明けは不本意な登板が続いていることが懸念材料ではある。6月27日の日本ハム戦では熱中症に見舞われたように、気温・湿度とも選手には過酷な条件となっている。開幕からの疲れも出ているのかもしれない。
疲労などから調子が整わない時期は、投手に限らずどの選手にも起きえる。どうやって回復するかは、個々のコンディションが違うので一概には言えない。ただ、体力温存のためにリカバリーばかり優先すると、今度は出力が上がらなくなる。もちろん、だらだら練習するのはNG。休むときと、体を動かすときのメリハリが大事だ。
西武は今週は楽天、ロッテと下位との対戦が続く。大きく勝ち越せば再浮上のチャンスだが、逆に言えば、落とせない1週間となる。後半戦前のターニングポイントになるのではないか。(日刊スポーツ評論家)




