野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。

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先週は優勝争いをしているソフトバンク、日本ハムがそろって負け越した。

ソフトバンクは近藤の状態が気がかりだ。左脇腹の違和感で週末2試合を欠場した。ただ、登録抹消までは至っておらず、ベンチでも元気そうだった。

試合がなかった1日を加え、3日間、休めたことになる。2日からまた出場できると思うが、患部の場所が場所だけに、万一、出られないとなれば大きな痛手になる。

もう1つ、ミスが目立ったことが気になった。決して油断したわけではないが、気持ちが入り込みすぎてもうまくいかないもの。技術的なミスでなければ、準備段階からランナー、アウトカウント、イニング、得点差などの状況を頭に入れることで、ミスは防げる。客観的な自分を持っておくことが大事になる。

日本ハムは打線が湿りがちだった。特に、レイエスがボール球を振り出した。ただ、シーズンではこういう時期もある。週が変わり、切り替えたいところだ。

その両チームを追う3位オリックスが、先週は4勝1敗と好調だった。日本ハムとは対照的に打線が振れている。

西川が戻り得点力が上がった。また、中川が8月は月間打率4割を記録した。2人によって周りの選手も打ち出し、打線につながりが生まれている。

2位日本ハムとは8・5、首位ソフトバンクとは9・5もゲーム差がある。残り試合数を考えれば、見ている方は「もう優勝は厳しい」と思うだろう。確かに、普通に考えれば、かなり厳しい。だが、やっている本人たちは可能性が残る限り「諦める」ということはない。

今、3チームで一番、打線の状態がいい。今週はソフトバンク、日本ハムと直接対決6連戦が控える。特に、ソフトバンクとはまだ11試合も残す。まずは今週に注目したい。

CS争いの上でも、ソフトバンク対オリックスが11試合も残っているのは鍵となりそうだ。もしオリックスが大きく負け越すことがあれば、4位で踏ん張っている楽天に目が出てくる。

最下位に沈むロッテだが、実は侮れない。優勝はなくなったが、若い選手が出てきた。もともと能力は高い選手が多い。思い切ってやれる状況だけに、対戦相手からすれば勢いづけるとやっかいだ。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】CSクリンチ(9月1日)
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その1
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