中日松坂大輔投手(37)が06年西武時代以来、12年ぶりに日本で勝利をつかんだ。ナゴヤドームでのDeNA戦に移籍後3度目の先発。6回を3安打1失点にまとめ、日米通算165勝目を挙げた。
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日本ツアーの永久シード権を持つプロゴルファーの片山晋呉(45=イーグルポイントGC)が、松坂の復活勝利を喜んだ。「(野球を)やりたくてもできなかった。闘志が目にある。めっちゃある。完全にある。(松坂は)絶対復活する。復活じゃないな。新しい姿になる」。投げる様子を14年ぶりにスタンドから観戦し、まぶたに焼き付けた。
松坂が西武入団1年目のオフに知人の紹介で知り合い、ラウンドを共にするなど親交を深めた。前日29日まで愛知県内で開催された中日クラウンズに出場した先週は2度会食した。松坂からは「この年(45歳)までできるのはなぜ?」と問いかけられたという。
「話は終わらなかった。ずっとしゃべっていた」。話題は治療、体のケア、メンタルまで多岐に及んだ。首や腰を痛め、一時は燃え尽き症候群に陥りながら30年近く第一線で活躍してきた経験がある。「彼が探した病院などは、全部ボクが知っているところだった。彼が知らないこともあった。教えたけど、それがまたはまってくれたらいいですね」。全国への治療行脚など、野球に対するネバーギブアップの姿勢に感銘を受けた。今後も完全復活をサポートしていくつもりだ。
「(野球の)できない3年間は悔しかったと思う」。盟友の復活を見届けた片山は言った。「50歳で世界一になります!」。片山も5年後の米シニアツアーデビューへの活力をもらった。競技は違えど、お互い切磋琢磨(せっさたくま)しながら、さらなる高みを目指す。【伊東大介】

- ナゴヤドームを訪れた片山晋呉(撮影・前岡正明)





