プロ野球番記者コラム

ソフトバンク高橋礼に“伊58”のような奮闘期待

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

「令和のサブマリン」を目指すソフトバンク高橋礼投手(23)に以前、こんなことを聞いてみた。「潜水艦は好きですか?」。高橋礼は「潜水艦にはあまり興味はないですね…。サブマリンと言われますけど、そこにはあまり意識はない」と話してくれた。なぜこんな珍妙な質問をしたかというと、ある物を渡したかったから。軍艦を擬人化した人気シリーズ「艦隊これくしょん」の潜水艦キャラ「伊58」のグッズを贈ると、とりあえず受け取ってくれた。今も部屋に飾ってくれているらしい。

西武戦で5勝目を挙げた高橋礼(2019年5月16日)
西武戦で5勝目を挙げた高橋礼(2019年5月16日)

さて、2年目のアンダースロー右腕は初めての「ローテーションピッチャー」という役割で奮闘している。開幕ローテ入りし4月中に4戦4勝。順調に見えたが、同21日西武戦での登板後に右肩の蓄積疲労のため出場選手登録を抹消された。復帰マウンドに上がる5月8日楽天戦までの16日間、高橋礼は1軍に同行しながら調整を続けた。「ありがたかったですね。チームが戦っている姿をずっと見ていたので、気持ちが切れることがなかった」。

1軍戦力として必要とされていることを意気に感じ、1年間1軍で投げられるフォーム作りを目標に練習を続けた。復帰登板では今季初めて白星を逃したが、良い兆候もあった。「前とは違って、張ってほしいところが張った。お尻、ハム、体幹あたりですね」。これまで肩への負担が大きかったところを、全身を使ったフォームで疲労を分散させることに成功。16日西武戦では「令和初勝利」も挙げた。

「艦これ」最初の潜水艦として実装され、多くの提督(艦これのゲームプレーヤーの通称)に愛される「伊58」のようにフル回転で長く活躍してほしい。(詳しくないが、史実の潜水艦も活躍したそう。くしくも高橋礼がドラフト指名される17年に長崎近海で発見された)。そんな願いをこじつけつつ、高橋礼の奮闘を楽しみにしたい。【ソフトバンク担当 山本大地】

おすすめ情報PR

野球ニュースランキング

    更新