プロ野球番記者コラム

ソフトバンク王球団会長「何が起こるか分からない」

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<ソフトバンク4-3オリックス>◇19日◇ヤフオクドーム

3回表オリックス無死、西村の打球を右足に受けるソフトバンク千賀(撮影・梅根麻紀)
3回表オリックス無死、西村の打球を右足に受けるソフトバンク千賀(撮影・梅根麻紀)

崖っぷちだが、ソフトバンクは何とか勝った。崖っぷちだろうが、土俵際だろうが、勝てば逆転Vへの望みはつながる。この日、西武も日本ハムに完勝。Vマジックは1つ減って5となった。全勝を誓ってチーム一丸、残り7試合気を緩める日はない。打球を受けて突然、変調したエース千賀の状態は気になるところだが、それでも続投した。昨年、味わった屈辱を今こそ胸に刻むときだろう。王者奪回はこのラストスパートにかかっている。

「1つ勝つのはしんどいね。まあ、でもこれで流れが変わるだろう。野球は何が起こるか分からないからね」。試合後、王球団会長は連敗を止めたホークスナインをねぎらった。決勝打は終盤8回。中村晃の犠飛だった。「できれば、もうちょっと点を取ってほしかったけどね」。王球団会長はさらなる打線の奮起に期待を込め、締めくくった。

そう、何が起こるか分からないのが勝負の世界だ。10年のソフトバンク初Vは西武が日本ハムに敗れ、手にした。ホークスは最終戦。仙台で楽天に敗れたものの、それまで5連勝。ゲーム差0・5を守った。14年もそうだった。最終戦でオリックスを延長戦で下し、3年ぶりのリーグVを決めた。先発大隣の粘投、松田宣のサヨナラ打…。この年は残り10試合で2勝8敗。苦しんだ分だけ喜びも大きかった。秋山監督の勝利インタビューは涙をこらえきれなかった。

2度あることは…。ここまで来たら執念で戦い抜かねばならない。「奇跡」ではなくファンはホークスの真の強さを待ち望んでいる。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

6年連続のCS進出を決めてナインを迎える工藤監督(左端)(撮影・栗木一考)
6年連続のCS進出を決めてナインを迎える工藤監督(左端)(撮影・栗木一考)

おすすめ情報PR

野球ニュースランキング

    更新