外野を争う上段左から糸井、福留、下段左から高山、サンズ
外野を争う上段左から糸井、福留、下段左から高山、サンズ

阪神が1日までだった活動休止期間を「当面」の間に延長。再稼働時期は未定だが、少なくとも8日までは活動休止となる。再開を待ち、開幕に向けたチームのポジション争いをあらためて振り返っておきたい。

★先発投手 開幕投手は西勇で不動。青柳、高橋も開幕ローテ入りは当確で、ガンケルも有力な位置づけだろう。残り2枠を巡っては秋山、スアレス、中田、藤浪、岩田、飯田ら。一時中継ぎ候補に回った岩貞が、再び先発候補に入ってくるかも見どころだ。

★救援投手 抑えは藤川が託される。エドワーズは中継ぎ陣の柱として期待されている。オープン戦、練習試合と好投を続けたのが谷川で大きな戦力となりそうだ。

★捕手、内野手 捕手は梅野が、内野手に関しては一塁ボーアは最有力。ボーアはオープン戦、練習試合で打球がなかなか上がらなかったが、どう修正するか注目。二塁、遊撃、三塁は激しい争いが続きそうだ。二塁は糸原が有力視されるが、上本も打撃好調で存在感を示している。遊撃は木浪が本命視される一方、北條の巻き返しがあるか。三塁は大山とマルテのバトルが開幕直前まで続くだろう。

★外野手 センター近本は基本線。3月下旬に体調を崩して別メニューとなったが心配はないと見る。糸井、福留と実力あるメンバーに加え、高山も好調で、守備力は劣るものの勝負強い打撃が売りの新助っ人サンズもいる。し烈な争いが繰り広げられるだろう。

二遊間争いで植田がどこまで食い込めるか、成長著しい島田、内外野守れる陽川ら注目選手は多い。開幕を目指す争いを再び取材できる日を待ちたい。【阪神担当 松井周治】