プロ注目の慶応・正木智也外野手(3年)の高校通算50号は空砲となった。

 5点を追う2回、先頭で打席に入ると中越え本塁打を放ってチームを勢いづけた。同点の8回表2死一塁には勝ち越しの三塁打を放ったが、その裏に4点を奪われてしまった。二塁打が出ればサイクル安打という活躍でチームをけん引した正木は「詰めが甘いと言われるかもしれませんが、やれること、できることはやった。本塁打の数は意識していませんでしたが、50本打てたのはうれしい。悔いはないです」と涙をぬぐった。