創成館がサヨナラで初の8強に進出した。同点の延長10回裏、2死から三番松山が中堅へサヨナラ本塁打を放った。準々決勝では智弁和歌山と対戦する。

 ともに初戦の2回戦は継投で接戦を制した。智弁学園の先発は2戦連続で伊原。創成館は初戦で登板のなかった左腕・七俵が先発した。

 3回表に智弁和歌山が先制した。2死一塁で4番藤村が左越えの二塁打。俊足の左向が一塁から一気に生還した。

 創成館は4回から背番号17、酒井が登板。智弁学園打線を抑え、その裏の攻撃。その酒井の左前打などで2死満塁とするが、あと1本が出ない。

 酒井は4回から智弁学園をわずか1安打に抑え、追加点を許さない。0-1と1点を追う創成館は土壇場の9回裏。1死満塁で7番平松の浅いセンターフライを中堅左向が落球し、同点。今大会初の延長戦に入った。

 智弁学園は終盤1点を守れず、準々決勝で智弁和歌山との智弁対決を実現することはできなかった。