元プロ野球選手の「ジュニア」を擁する両校の一戦は、関西学院に軍配が上がった。

 元オリックス打撃コーチ水口栄二氏(49)の三男、登間内野手(2年)が1点リードの6回1死三塁で、貴重な追加点となる左犠飛。投げては羽渕佑投手(3年)が粘り強いピッチングで完投した。

 甲南は元阪神外野手の吉田浩氏(46)の長男、凌馬内野手(3年)が1安打2盗塁と持ち味を出したが、1点及ばず涙をのんだ。

 関西学院・広岡正信監督(64)は「甲南さんは本当に手ごわい相手。接戦になればこっちのものだと思っていた」と熱戦を振り返った。