県2位の三条は、富山第一(富山2位)に1-5で敗れた。序盤の1、2回で3点を先行され、追いつけなかった。0-5で迎えた9回2死一、二塁では、途中出場した関川達也中堅手(3年)が左前適時打。最後に1点をかえして、意地を見せた。

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執念の一打だった。9回2死一、二塁。関川が放った打球は左前に飛び、最終回に1点をかえした。「逆転することだけを考えて、次につなごうと思った」。反撃は1点にとどまったものの、最後まで勝利への思いを捨てなかった。

5回の守備から入った関川の持ち味は守備力。「足にも自信があるから、打撃では内野安打などでチャンスを作るのが役割」。そんな関川は7回1死一塁の場面はきっちり犠牲バントを決め、9回には適時打を打った。「北信越は夏へ、いい経験になった」と敗戦から手応えをつかんだ。

三条のお家芸のエンドランは強豪チーム相手には不発だった。立ち上がりに主導権を奪われ、そのまま押し切られた。「富一(富山第一)さんとは、集中力の差が出た」と話した平沢周太郎監督(46)は「こういう場でも決められるように、エンドランの精度を上げたい」と夏への課題を見つけた。【涌井幹雄】