春夏連続の甲子園出場を目指す津田学園がプロ注目のエース前佑囲斗(ゆいと)投手(3年)の快投でベスト4に進んだ。

自己最速148キロを誇る右腕は伸びのある直球とカーブ、スライダーを効果的に投げ分け、相手打線を翻弄(ほんろう)。前日の3回戦で初回からボール球が先行したという課題を修正した。「立ち上がりから、いい感じだった」。8回表終了時には雨で1時間24分の中断を余儀なくされるが、最後まで気持ちを切らさず完封。散発5安打7奪三振で121球を投げきった。

津田学園の佐川竜朗監督(40)は「力感なく投げられていた。エースとしてさすが」と前の好投をたたえた。