星稜(石川)が中京学院大中京(岐阜)を圧倒し、準優勝した95年以来24年ぶりに夏の決勝に進んだ。

今大会を代表する右腕、奥川恭伸投手(3年)は、3回戦・智弁和歌山戦以来の先発。味方打線の大量援護にも支えられ、7回を2安打10奪三振無失点と抜群の安定感を見せた。

自身に厳しい奥川は「まだボールが浮いたり、ボールが先行したりするところがある。そういうところを修正していきたい」と、この日の投球でも反省点を挙げた。

24年ぶりの決勝の相手は、今年のセンバツ1回戦で下した履正社(大阪)。「最後の試合になるので、すべてを出しきりたい」と、高校3年間の蓄積、今大会で相手を圧倒し、スタンドを魅了してきた投球を披露し、強打の大阪代表に立ち向かう。