村上桜ケ丘は東京学館新潟を10-6で下した。8番小田有希(ともき)三塁手(1年)が3安打5打点の大暴れ。先発の山田尚幸投手(2年)は9回130球を投げ完投し、2回戦で日本文理を破った今夏の準V・東京学館新潟に打ち勝った。

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13安打を浴びても、必死で投げ続けた。10イニングを投げきった2回戦・新潟南戦に続き、エース・山田尚幸(2年)がこの試合も完投。チームを勝利に導いた。「前の試合の反省点を整理できた」と山田尚。直球を狙い打ちされた2回戦を振り返り、この日は緩急を意識。「打者が何を打ちたいのか考えた」とマウンドでは終始冷静を保った。「自分が投げきるのがチームの形。毎試合完投する気持ちで臨みたい」。2試合で計261球を投げた右腕が、さらなる力投を誓った。